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「国難」ナショナリズムをつうじて正当化される朝鮮人差別・抑圧への反対を!(後)



【「国難」ナショナリズムをつうじて正当化される朝鮮人差別・抑圧への反対を!(前)】


ところで、朝鮮民主主義人民共和国は、今回の震災についても(中越地震や阪神・淡路大震災のときと同様に)赤十字社をつうじて日本に支援金を送った(聯合ニュースhttp://news.goo.ne.jp/topstories/world/616/5c47c3e9c1485611fe6b66f1cc90ac9e.html)。年度の変更による無償化排除や補助金停止の確定は、それへの「返礼」にもなったわけだ。しかもこのかん、いわゆる「対北朝鮮制裁措置」(4月13日で期限切れ)も、当然のことであるかのように延長が決定されている(時事http://news.goo.ne.jp/topstories/world/616/5c47c3e9c1485611fe6b66f1cc90ac9e.html)。

そもそも、この排除や停止の口実とされた11月の延坪島衝突にかんして、日本は無関係の第三者ではありえない。植民地支配の責任の未清算、朝鮮戦争におけるアメリカへの後方支援、昨今の国をあげた反「北」プロパガンダや米韓との共同軍事演習。こうしたすべてが、朝鮮半島の南北分断への加担であり、その助長ですらある。そしてこの南北分断への加担・助長は、上述のとおり、震災をめぐる諸政策においても再生産されている。

いまあらためて確認しよう。問題は差別だけではないし、教育の政治介入だけではない。教育への介入をつうじて行われ、震災を口実に正当化されているのは、朝鮮なるもの(共和国および在日朝鮮人)への蔑視と敵視である。近代日本の侵略と植民地支配をつうじて形成され、いまもなお朝鮮半島の南北分断に加担している、根深い抑圧者の観念/実践である。この観念/実践をこそ、拒否しなければならない。



約90年前の関東大震災の直後には、朝鮮人虐殺が起こった――たんなる震災後のパニックの帰結ではなく、公権力によっても積極的に助長・推進され、そしていまだにその責任の国による調査・究明がなされていない大虐殺が。たしかにこの1923年の惨劇が1995年や2004年の震災時に再演されることはなかったし、今回についてもそう予想するのは難しいだろう。とはいえ他方では、ウェブ上では差別主義者たちが、90年前そのままの流言蜚語をたれ流しているのだが(「ベリタ 」http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201103210018081 「日刊イオ」http://blog.goo.ne.jp/gekkan-io/e/c6b523a2966a82413562e65d0a67f6eb)。

だが重要なのは、「できごと」それ自体が再現されているかどうかよりも、むしろ差別を生む「土壌」がいかに変わったのか、あるいは変わっていないのかという点であろう。90年前の虐殺の基盤となったのは、大日本帝国という政治・社会体制であった。この体制は、アジアの諸人民を天皇の臣民に変えるという教義をかかげ、植民地拡張政策を進めていった。この教義と政策はやがて放棄せざるをえなくなったが、しかしそれはもっぱら外的要因からであって、内的な反省はまったくともなわなかった。天皇制も生き残った。公式上の植民地放棄と、植民地的な政治・社会体制の実質的な温存。

だから、この体制の変わらぬ地金が今回の震災でむき出しになったとしても、不思議ではない。なぜ現政権は戒厳令を敷かないのかと叫ぶ権威主義者も散見されるが、そんなことをするまでもなく、戒厳状態は自主的に作り出されている。「日本がんばれ」「日本は強い国」「災害時にも日本人のマナーはすごい」などといったナルシシズムとともに、ここぞとばかりに「日本国民」は臣民性を発揮している。だがそのかたわらにあるのは、次のような状況だ。――冷たい「一時避難」施設に押し込められたままの、多くの避難者たち。かれらに食料や物資や人的サポートを届けようとする民間支援者をシャットアウトする関係当局。平時ではとてもできない日米共同軍事運用を、被災地で思うぞんぶん実験している日本軍・米軍。そして、震災を口実に「しかたないこと」と正当化された差別をあらためて押しつけられる在日朝鮮人。詳述はできないが、この震災でも真っ先に潜在的「暴徒」として不当に扱われる、ほかの在日外国人のこともつけ加えるべきだろう(「仮放免者の会」http://praj-praj.blogspot.com/2011/03/blog-post_1193.html 「SYI」http://pinkydra.exblog.jp/14456288)。こうして、いまさかんにあおり立てられている「国難」ムードは、この政治・社会体制の根本における植民地的な性格の反映であり、その増幅である。わたしたちはいまだに「大日本帝国」に住んでいる。

この意味において、「国難」ナショナリズムをつうじて正当化される在日朝鮮人差別に反対することは、この差別と抑圧につらぬかれた実質上の戒厳令状態それ全体にたいする抵抗でもあるはずだ。そのことを強く確信しつつ、この「国難」ムードを拒否し、在日朝鮮人への差別・抑圧に反対することを、わたしたちは呼びかける。


※ 当局への抗議は以下から。

首相官邸 意見募集フォーム http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

文科省 高校無償化にかんする問い合わせフォーム https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry38/

「宮城県は朝鮮学校への補助金を止める--震災に乗じた在日朝鮮人敵視・差別の扇動 人としての感性を疑われる」片山貴夫のブログ(抗議先あり) http://katayamatakao.blog100.fc2.com/blog-entry-101.html





コメント

Secret

いやヘイトスピーチというより、
大半は現実に起こった犯罪の糾弾、告発を淡々と、粛々と行っているだけじゃないの?
何でそれを悪行にされるのか。濡れ衣だ。

そもそも

コメント欄もヘイトスピーチ(笑)
てか、こうやってやり返す限り日本人もおんなじなので、無視すべきだ。俺は民族主義者だが、そもそも、素晴らしい民族であるなら、しょうもない運動に対してムキになる必要などない。
 民族概念自体を尊敬し、その民族概念を腐敗させているものこそ国民国家とナショナル・プライドを利用することでしか政治を行えない人びとだ。

事実の指摘

このブログはコメント欄以外はヘイトスピーチのオンパレードですよ。

偏った史観を頭に注入されないかぎり、日本が加害者だという妄想はしませんよ。この妄想こそがフィクションです。

被害妄想歴史捏造、朝鮮人がかわいそうだと、大震災で大変なときに嘘っぱちとでたらめで日本から差別利権で私腹を肥やすな、ゴキブリハイエナダニ野郎!殺虫剤をかけまくるぞ。

今日本がこんな状態なのに、たかる気満々なんだね。


朝鮮人だから仕方ないのかな?


なんぼなんでも、そろそろ「ゆすりタカリ国家」から一歩前進すべきだと思うが・・・・

朝鮮学校の存在自体が日本人差別ですよ。日本の公立の学校に通うことができるのに、朝鮮学校に通うことを親が強制する。これこそがかわいそうなことですよ。
戦後、朝鮮進駐軍と言って行ったことを見れば、あたりまえのことですよ。
朝鮮人などが増えてきたら治安が悪くなってしまった。

No title

こうやって、半世紀以上も前の南北分断だの戦争責任だのの責任を、すべて日本にかぶせようとする連中がいるから、朝鮮人が日本人に嫌われるんだと思う。

いいから黙れ。お前のように、日本を攻撃することで朝鮮人が救われると勘違いしている日本人が、在日朝鮮人に取って一番の敵だ。
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